小さく暮らす (予定) 〜ダウンサイジング〜

ミニマリスト、シンプルライフ・・憧れます。日々暮らしも思考も体型もダウンサイジング!

感謝って強要するものじゃないよね

 

「親に感謝しなさい」

 

「親を大切にしなさい」

 

よく言われます。

よく誰かが言っているのを耳にしまず。

 

私に一番多くその言葉を言ったのは、

私の母でした。

 

 

感謝をしつこく要求されると感謝できなくなる

子供が生まれるまで、

母からの感謝の要求が苦しかった。

感謝していないわけではないけど、

親が望むような「感謝の形が」私には

なかったようです。

なにかしてくれたら「ありがとう」って

言っていたと思う。

でも、

例えば過剰にあれもこれもって

食べさせようとしたり、

そういう時は感謝よりもストレスの方が強くて、

感謝なんてできなかった。

過保護が苦しくて、距離を保つことで

精一杯だった。

家から通えない距離の大学を選んで

実家から逃げた。

 

社会人になって、

やっと解放されると思ったけど、

こっそり一人暮らしのマンションの

合鍵を作っていたり、

相変わらず子離れしてくれなかった。

 

今でも我が家のマンションの合鍵を欲しがります。

もう、恐怖です・・。

 

私が理系の大学への進学を希望すれば、なぜか

「あんたに理系なんか受かるわけないでしょ!」

と、全力で邪魔してくる。

( 受かりました )

女性はピアノの先生やスチュワーデス(←時代)

じゃないと!

という狭い固定観念に支配され、

それを押し付けてくる。

思い通りにコントロールしようとする。

 

 

私は結婚が遅く、30代後半で結婚しました。

まだ夫に出会う前のこと。

30代半ばの私に、母は

「子供を産まなきゃ女でいる意味がない」

と、嫌味たっぷりに言い放ちました。

 

 

もうね、疲れたんです。

 

関わりたくないんです。

母と接するとストレスで過呼吸になったり

眠れなくなったり、

体にまで影響が出てしまう。

母からの逃げるのは、自分を守るためなのです。

 

 

夫と子供と私。

この私の家族を守りたい。

夫は母を大事にしようとしてくれます。

でも、違うんだ。

距離を保たなければいけない人なんだよ。

少し説明しましたが、わかってもらえません。

 

夫のお母さんからも、

「お母さんを大事にしなさい」

と言われます。

 

とても苦しいです。

大切な人に、わかってもらえない。

みんなを守りたくて、

安全に暮らせる距離を

どうにかして維持していることを。

 

母だけでなく、

私には姉もいます。

私を小さい頃から敵視し続けて、

ずーっといじめてきた人。

信じられないようなことを平気でする人。

 

母は私と姉をくっつけようとします。

私が嫌がるのを知っていて。

姉の支配下に置こうとする。

そうすることで、

私をコントロールしようとしているのだと思います。

 

それもあって、

もう、「関わらない」。

これしか無い。

そうするしか、自分の心を守れないんです。

 

こういう私の態度に、

 

「少しは親に感謝する気持ちはないの?」

 

と言って、罪悪感を抱かせ、

自分の思い通りにコントロールしようとする。

毒親です。

 

子供が産まれるまでは、

自分が悪者だと思っていました。

親にそこまで言われても、

連絡することさえ耐えられなくて。

 

 

親になり、分かったこと

子供が産まれて

私も親になり、はっきりと

「違う」

そう思えるようになりました。

 

親だったら、子供に感謝なんて求めない。

 

私は、自分で望んで子供を産みました。

だから、子供には

産まれてきてくれてありがとう。

私を親にしてくれてありがとう。

子育てさせてくれてありがとう。

こんなに幸せな毎日をありがとう。

感謝しかないです。

 

私が親であるせいで、辛い思いをさせてはいけない。

私が親であるせいで、

親を好きになれない罪悪感を感じさせたくない。

 

私が子供に対して思うのはそんなことばかり。

感謝しろなんて、一度も思ったことありません。

 

 

感謝は「ありがとう」と言うことではない

学校でも「ありがとう」と言うように教育しますが、

本当の「感謝の気持ち」って、

そうやって教えるものではないと思うんです。

 

親が子供に

「産まれてきてくれてありがとう」

「あなたがいるから、毎日楽しい」

感謝の気持ちを伝えること。

そうやって、感謝されるって

こんな気持ちなんだなって、

知るんだと思います。

 

暖かくて、嬉しい気持ちになる。

相手にもそういう気持ちになって欲しくて

心から「ありがとう」って言葉が出てくるんだと思う。

感謝の歌を歌わせたり、

セリフを言わせたり。

そういう「形式」だけのやり取りが

私はとても苦手です。

苦手というより、抵抗がある。

心が伴わないやり取りしてて、

なにが良いのだろう・・

白けた目で見てしまう。

 

 

結婚式、私は母への手紙を拒否しました。

結婚式を運営する側からは、

あった方がいいと言われましたが、

断りました。

一生に一度の結婚式で

嘘しかない手紙を読み上げるなんて、

結婚式を思い出すたびに

ストレスになってしまうから。

 

「子は親に感謝するもの」

という常識に当てはまらないと

こんなにも苦しいのです。

 

だから私は子供に伝えています。

 

「親に感謝なんてしなくていいんだよ、

親が子を育てるのは当たり前のことなんだから。

それに、感謝してるのはお母さんの方。

産まれてきてくれてありがとう。

私に恩返しなんてしなくていい、

もしも私から受けた愛情が嬉しかったら、

それを、将来あなたの子供にしてあげてね。」

 

子供は小学校3年生ですが、

子育てしたいって言っています。

きっとお母さんになると幸せなんだって

子育ては楽しいんだって

思っているから。

私がそう見えるんだと思います。

 

あーしなさい、こーしなさいと

コントロールすることじゃなです。

子育てって。

ひとりの人間として尊重し、

独り立ちできるように

安心して巣立てるように

心を育てること。

まずは親がお手本にならないとです。

子に執着する親を見ていたら、

親にはなりたくないって思うでしょう。

子供の心を苦しめない親でいたいです。

子供に寄りかからないように

しっかりと自分を持って生きます。

 

最後まで読んでくれてありがとうございました。

 

 

 

人気ブログランキング
応援していただけると励みになります

 


にほんブログ村