昨日のブログで乳がんになったことを書いていて、しみじみと思うことがある。
ステージ0で発見された私の乳がんは、お医者さんも
「こんなに初期で見つかるのは滅多にない」というくらい
とても小さく、生検で取り切ってしまうだろう、と。
こんなに初期で見つかった理由。
元を辿ると不運な話だったのです。
私はとある研究所で働いていました。
そこは「白い巨塔」のような世界。
「権力」が物を言う。
私はそこで「権力を握るある人物」から敵意を向けられてしまい、
大学病院へ行けと言われてしまいました。
周囲の人からは、
「言うことを聞いておかないと、二度とこの業界で働けなくなる」
とアドバイスを受けました。
そんなことあるの?
この業界ってどの業界だよ!
色々思うことはありましたが、周囲の、
その人を恐れるただならぬ空気に、
きっと、どうすることもできない事ってあるんだろう・・・。
最近テレビで再放送している「踊る大捜査線」のように・・・。
いつもなら、おかしい事はおかしい!と主張する私ですが、
今回ばかりは大人しく言われるがまま医大で働くことにしました。
そこで受けた健康診断によって乳がんは発見されたのです。
これまで、エコーとマンモグラフィーを、一年置きに受けていましたが、
その医大の健康診断では、両方同時に受ける必要がありました。
そうしないと正確に検査できない、とのこと。
この年は、本来ならエコーだけを受ける予定でした。
そして、
エコーでは「異常なし」でした。
理不尽に医大に飛ばされたおかげで、
私は命を救われました。
よく実感することがあります。
自分ではコントロールできないことで、
不運に見舞われる。
誰しもそういう経験はあると思います。
でも、その後に
必ず、自分の力だけでは成し得ないような
大きなこと
自分の人生にとってとてもプラスになるような
大きなことが起こるのです。
このマンションを購入した時もそうでした。
その話はまたいつかしたいと思います。
だから仕返ししようなんて思わず、
今自分にできる最善のことを、
コツコツ続けていれば大丈夫。
一時的にやる気を失ったり、腐ってしまったり、
それは人間だし、仕方ないと思います。
でも、その時間をできるだけ短く
気持ちを切り換えて
自分にプラスになることを地道にがんばろう。
腹立たしさを筋トレにぶつけたら、腹筋が割れるかも(笑)
自分次第なんだと思います。
たくさん所有することで裕福さを感じ、幸せだと思う人
小さなことで幸せを感じる人
人と比較して優越感を感じることで、気持ちよくなれる人
自分が楽しいと思うことを他人の目を気にせず没頭できる人
人の人生を破壊してでも、自分の思い通りにする人
人に傷つけられても、今ある自分の生活を大切に守ろうとする人
幸せの基準は人それぞれだけど、
多分、本当に幸せなのは後者だと思う。
自分で気づいていないだけで、
幸せというのはあちこちに落ちているものです。
自分次第。